短期滞在ビザ申請に必要な書類「滞在予定表」

滞在予定表

短期滞在ビザ(観光ビザ)で友人や彼氏彼女、取引先を招待するには「滞在予定表」の作成・提出が必須となります。あくまでも「予定」なので、絶対に作成したとおりに行動しなければならないというわけではありません。

ただ、「おおよそこういうこと(東京観光・家族紹介・日本語学習・商談など)をするために日本へ呼びますよ」という内容を申請先の大使館や総領事館へ伝えることで、その先の審査がスムーズになるという理由から、滞在予定表は必ず提出しなければならない書類のひとつになっています。

このページでは、

  • 滞在予定表はどういった書類なのか?
  • 滞在予定表はなぜ必要なのか?
  • 滞在予定表は誰が作成するのか?

について解説・説明しています。

なお、滞在予定表の書き方については別ページで紹介していますので、詳しい記載方法を知りたい方は下記の記事を参照してください。

短期滞在ビザの滞在予定表の書き方と絶対に押さえておくべき11の項目

2017.03.30

滞在予定表とはどういった書類なのか

来日後の行動を詳細に記載した書類

短期滞在ビザで海外の方を招待する際、現地の日本大使館や総領事館、代理申請機関などで提出書類の事前審査が行われます。案件によって審査官との面談や電話でのインタビューを受ける場合もありますが、原則書類のみで審査は進んでいきます。

その際、当たり前ですが審査官は「申請人(来日する人)は日本に来て一体何をするのだろうか?」という角度で書類を精査していきます。

大使館・領事館
招へい理由書と記載内容が矛盾していないか?
大使館・領事館
行動予定と申請日数は釣り合いがとれているか?
大使館・領事館
そもそも短期滞在ビザに該当する案件なのか?

その際、大雑把過ぎる滞在予定表を申請書類として提出したらどうなるでしょうか?

5月1日~3日:東京ディズニーランド・USJ観光

仮に、上記のような予定表を作成・提出したとします。おそらく、ビザの審査官は、

  • どの日にディズニーランドとUSJに行くの?
  • 千葉と大阪で結構距離が離れているけど、まさか日帰り?ホテルに滞在?
  • ホテル滞在だとしたらどこのホテルに泊まるの?何泊?
  • 観光はUSJだけ?他に大阪観光はしないの?

などなど、数え上げたらキリがありませんが、上記のようなことを疑問に思い、審査に影響を与えてくることでしょう。大使館・総領事館も、わざわざビザ(査証)がなければ入国できないようにしているくらいですから、滞在予定が不明確・不透明な人には許可を出しません。

「あくまで予定だから」という理由で適当に作成するのではなく、できるだけ詳細に、審査官が抱くであろう疑問を事前に潰していく姿勢が許可を得るための第一歩といえます。

滞在予定表はなぜ必要なのか

短期滞在ビザに該当する活動内容であることを証明するため

先ほど、さらっと「そもそも短期滞在ビザに該当する案件なのか?」と書きましたが、これも審査の上でかなり大きく影響を与えてきます。

そもそも、短期滞在ビザで就労活動を行うことはできません。また、あくまでも短期間滞在するために発給されるビザなので、一時帰国せずにそのまま長期的な滞在を予定している人には発給されません。したがって、どれだけ詳細にかつ丁寧に90日間分の滞在予定表を作成しても、

(1)ベトナム料理店××にて調理研修
(2)××不動産にて住居契約

などの記載が一行でもあればまず許可が下りることはないでしょう。100%不許可になるというわけではありませんが、(1)の場合であれば「研修という名ばかりの就労活動またはタダ働き」、(2)の場合は「ビザの期限が切れたあともそのまま日本に在留する可能性が高い」と判断されてしまうからです。

商用・ビジネス目的で短期滞在ビザを申請する際の3つの条件

2017.03.06

繰り返しになりますが、短期滞在ビザ(観光ビザ)は原則書類審査です。不明点があれば審査官から面談や電話で確認を取ってくれるだろうという考えは捨てて下さい。言い方は悪いかもしれませんが、大使館(外務省)は安易に外国人を日本へ入国させないためにわざわざビザ(査証)制度を設けています。また、何十枚とある提出書類のなかでも、来日後の行動について一番具体的な記載を求められるのもこの滞在予定表です。

滞在予定表

こちらが、弊所が実際に使用しているオリジナルの滞在予定表です。勿論、お客様の事情で前述の(2)のような行動予定を記載する場合もありますが、そういった場合は大使館・総領事館にあらぬ疑いをかけられないよう、行の高さを変えてより詳細に当日の行動を記載します。また、それでも足りない場合は別途補足説明書を作成・添付しています。

自身で作成される場合は、

  1. ビザの期限内に必ず帰国する(紛らわしい表現は避ける)
  2. 就労活動を行わない(短期滞在ビザに該当する活動である)

上記2点を意識することが作成にあたってのポイントとなります。なお、滞在予定表は1ページに収める決まりはありません。必要があれば何枚にわたって作成しても構いません。

滞在予定表は誰が作成するのか

招へい人(招待する人)が作成しましょう

現在、あなたが日本側の協力者となってビザの取得を進めていこうとお考えならば、滞在予定表もあなたが作成することになります。仮に、相手さんが主体となって「ここに行きたい」とプランを練っていたとしても、清書は日本側で行うようにしてください。その際、今回の記事で説明したような箇所に気を付けて行動予定をチェックすることができれば完璧です。

まとめ

  • 来日後の行動を詳細に記載した書類
  • 短期滞在ビザに該当する活動内容であることを証明する
  • 就労活動を想起させるような表現は避けること
  • 日本側で作成しなければならない書類

滞在予定表は省略できる箇所がないため、作成に取り掛かるとどうしても面倒くさいと感じてしまいます。ただ、今回で得た知識を利用し、ある程度のボーダーラインを理解した上での作成と、何も分からない状態で闇雲に作成するのとでは完成スピードも書類の仕上がりにも雲泥の差があります。

短期滞在ビザで日本へ招待するためには、滞在予定表以外にもたくさんの申請書類が必要になります。そのほかの提出書類に関しても詳しくサイト内で解説していますので、是非参考にしてみてください。