短期滞在ビザ申請に必要な在留カードのチェックポイント4つ

短期滞在ビザ申請に必要な在留カードのチェックポイント4つ

海外で暮らす友人や彼氏・彼女、親族、取引先を日本へ短期間(90日間以内で)招待するには、短期滞在ビザという査証を現地の大使館や総領事館へ申請しなければなりません。このビザは俗に観光ビザ短期ビザとも呼ばれます。

そして短期ビザ申請に必要な書類・資料のひとつとして在留カードのコピーが指定されています。

誤解している方も多いのですが、在留カードは既に日本に滞在している外国人が所持・携帯するものであり、今回の短期ビザの申請人(来日する人)には交付されませんし、既に所持していることもありえません。

つまり、在留カードは外国人が外国人を招待するケース、具体的には外国人配偶者の親族や友人を招待する場合に準備する資料だといえます。そこで当記事では、そんな在留カードの取り扱いについて詳しく解説・説明していきます。

在留カードとは

適法な在留を証明するカードです

在留カード

こちらが在留カード(Residence card)の見本です。免許証くらいの大きさで、日本に合法的に在留していることを証明するカードとなります。

顔写真や氏名、国籍、在留期限などが記載されており、原則外国人はこの在留カードを常に携帯していなければなりません。(入管法第23条)

仮に上記の法律に違反し、カードの提示を拒んだり、携帯していなかった場合は20万円以下の罰金を科されることになります。(入管法第75条の2及び3・第76条)

外国人配偶者を持つ旦那様や奥様も今一度在留カードの理解を深め、知らないうちに違反していたなんてことがないよう注意しましょう。

出入国管理及び難民認定法

誰の在留カードを準備するのか

既に日本で暮らしている人の在留カードを準備

繰り返しになりますが、カードを用意するのは日本にいる外国人です。申請人(来日する人)のResidence cardではありません。具体例を挙げると、

  • 就労ビザで在留している人が両親を呼ぶ
  • 結婚ビザで在留している人が親族を呼ぶ
これらのケースでは、日本側の招へい人(招待する人)が外国人となるので、在留カードが申請にあたっての必要資料となります。

ちなみに、外国人配偶者が専業主婦(主夫)やパートタイマーの場合、生計を維持している日本人配偶者が身元保証人となるのが一般的です。

外国人が短期滞在ビザの招へい人・身元保証人になる際の注意点3つ

2017.08.09

在留カードと短期ビザ

短期ビザでは在留カードが交付されません

ここまで読み進める中で、

ということは申請人(来日する人)が日本に来たときは申請人にも在留カードが発行されるってこと?

と疑問に思われた方もいるかと思いますが、実はそうではありません。厳密にいうと、日本に滞在する外国人の中でも在留カードが交付される人とされない人が存在します。

  1. 3月(3ヵ月間)以下の在留期間が決定された人
  2. 短期滞在の在留資格が決定された人
  3. 外交または公用の在留資格が決定された人
  4. (1)から(3)の外国人に準じるものとして法務省令で定める人
  5. 特別永住者
  6. 在留資格を有しない人
(4)の補足
台湾日本関係協会(旧:亜東関係協会)の本邦の事務所、駐日パレスチナ総代表部の職員又はその家族の方で特定活動の在留資格が決定された人

上記6つのいずれかに該当する人は在留カードが交付されません。今回の記事で大切なのは(2)の短期滞在の在留資格が決定された人です。

無事に来日できたはずなのに在留カードが発行されない!

と焦る必要はありません。なお、短期ビザで来日した人には、カードの代わりに証印と呼ばれるシールをパスポートに貼り付けされることになります。

短期滞在ビザの日本国査証と証印の見方がわかるチェック箇所15

2017.05.20

審査を有利に進めるために

在留カードの期限にも目を通しておきましょう

在留カード

赤枠で囲っている部分をご覧ください。在留期間(満了日)年月日が記載されています。ここに印字されている日付がこの在留カードの有効期限となります。

期限が過ぎてしまった場合、当然ですがそのカードは証明力を失いますので、仮に短期ビザの申請中に満了日を迎えた場合、現地の大使館・総領事館は招へい人(招待している外国人=在留カードの持ち主)が現在も正規に日本で滞在しているかを判断できなくなってしまいます。

大使館・領事館
期限が切れたあとはそのまま不法残留(オーバーステイ)しているのでは?

かなり意地悪というか、あえて屁理屈に近い表現にしていますが、審査官がどのように対応してくるのか分からない以上、これくらい念を入れて申請する方が許可に近付くと私たちは考えています。

なお、こういった事例では先に在留資格の更新をかけてから短期ビザを申請する方法などが挙げられます。

まとめ

  • 招へい人の在留カードを用意します
  • 短期滞在者にはカードが交付されません
  • カードの期限を意識して申請に臨みましょう
今回の記事ではあまり触れていませんが、招へい人とともに身元保証人も外国人である場合は身元保証人の在留カードも必要になります。

また当然といえば当然ですが、不法入国などでカードの交付を受けていない外国人は招へい人及び身元保証人になることはできませんのでご注意ください。