短期滞在ビザ申請に必要な航空便・航空券予約確認書の注意事項3つ

短期滞在ビザ申請に必要な航空便・航空券予約確認書の注意事項3つ

海外で暮らす友人や彼氏・彼女、親族、取引先を日本へ短期間(90日間以内で)招待するには、短期滞在ビザという査証を現地の大使館や総領事館へ申請しなければなりません。このビザは俗に観光ビザ短期ビザとも呼ばれます。

そして、一部の大使館・総領事館では申請の際に航空便チケットの予約票が必須となります。航空券の必要な国においては、まず入国日や出国日を滞在予定表と一致させる必要がありますし、何より今からビザ申請の準備を始めてどれくらいに許可が下りるのかを予測しながらチケットを準備しなければならないため、手続きが少々ややこしくなります。

そこで、今回の記事では短期ビザにおける航空便・航空券予約確認書の取り扱いについて詳しく解説・説明していきます。

短期滞在ビザ申請に必要な書類「滞在予定表」

2017.03.28

手続き開始から入国までにかかる時間は?

約2ヵ月~3ヵ月を想定しておきましょう

初めにざっくり解説しますが、今から短期ビザの申請準備を行ったとして、実際に申請人(来日する人)が日本に入国できる日は約2-3ヵ月先がおおまかな目安になるでしょう。弊所にご依頼いただいたお客様は平均して1ヵ月~1ヵ月半で来日されていますが、ご自身で申請書類を作成される場合はこれくらい余裕を持った方がいいかと思われます。

  • 必要資料の調査:1週間
  • 必要資料の収集:1週間
  • 申請書類の作成:1-3週間
  • 海外へ書類郵送:1週間
  • 審査期間:1-4週間
作成期間においては作成者の勤務形態や余暇の使い方にばらつきがあるため一概には言えませんが、何度も大使館や外務省へ問い合わせることを想定すると3週間も大袈裟ではないでしょう。また、審査期間については申請書類の完成度に左右されます。つっこみどころが多ければ多いほど審査も長引くことが予想されます。

自分自身が週の間にどれだけ時間を割けるか、ビザについてどれくらいの理解があるのかをよく検討した上でチケットの予約を行ってください。

短期滞在ビザの書類準備から来日までにかかる日数と申請の流れ

2017.04.18

それでは、次の章から具体的な航空券(チケット)における注意事項を説明していきます。

航空便チケットが必要な国・不要な国

  • 【必要】ロシア・インド・インドネシア・スリランカ・パキスタン・ブラジルなど
  • 【不要】フィリピン・ベトナム・中国・タイ・ウクライナ・ベラルーシなど
すべての国については解説できないので、主要な国を抜粋すると上記のようになります。航空券が不要な国は、短期ビザが発給されたあとにフライトの準備を始めても問題ありません。また申請人(来日する人)の国籍が上記一覧になかった場合は、各国の日本大使館・総領事館に問い合わせてみてください。

日本への入国・出国が確認できるもの

どの空港から日本のどの空港へ入国し、日本のどの空港からどの空港へ向かって帰国するかは絶対に必要となる情報です。その記載がない航空券予約票は提出しても意味がないと考えておきましょう。また出入国港の他にも、予約者の氏名便名の記載があればより親切な資料になるでしょう。

直行便でない場合は経由便の情報も必要です

比較的離れた国から申請人(来日する人)を呼び寄せる場合、直行便ではなく経由便・乗り継ぎ便で入国するケースも想定されます。そのようなケースでは、直近の渡航情報のみを提出するのではなく、現地から日本入国までのすべての経由・乗り継ぎ情報を伝えるようにしましょう。

仮にブラジル国籍者がブラジル・サンパウロからドイツとフィンランドを経由して成田へ入港する場合は、

グアルーリョス国際空港⇔フランクフルト空港⇔ヘルシンキ・ヴァンター国際空港⇔成田国際空港

これらすべての予約情報が必要になるということです。

航空券を購入してはいけません

予約確認書でOKです

この記事のタイトルにもあるように、航空券・航空便チケットはあくまでも予約票を準備・提出しなければなりません。購入済みのチケット情報を添付しても受付はしてくれますが、もし不許可になった場合は航空券代金がパーになってしまいます。

短期ビザ申請は必ず許可が下りるものではないため、大使館・総領事館側も予約段階で審査を行うと案内しているわけです。

大使館・領事館
当館はチケット代に関して一切責任を負いません

購入前のキャンセルでも手数料等が発生するかどうかについては、各航空会社やサービス内容によって異なりますので、気になる方は事前に確認をとってみてもいいかもしれません。

まとめ

  • 出入国港が確認できるものを準備
  • 経由・乗り継ぎ情報も必要です
  • 予約票のみの提出で問題ありません

航空便予約票は必要書類の中でもシビアな資料のひとつで、余裕のない日程で書類を持ち込むと、入国予定日と審査期間の兼ね合いから窓口で受付を断られることがあります。その場合は、再度予約票を取得し直し、それに合わせて滞在予定表などの書類を修正することになり、大変面倒な作業が予想されます。

ビザ自体は許可が下りてから3ヵ月間有効なので、後ろにずれることはたいした問題になりませんが、どうしても早く呼びたい場合はそれなりの準備が必要です。