短期滞在ビザの取得にかかる期間と申請の流れ

短期滞在ビザの取得にかかる期間と申請の流れ

短期滞在ビザの申請は、書類を揃えても自動的には発給されません。

提出した資料をもとに厳格な審査が行われ、場合によっては電話調査面接を受けることになります。また、個々の案件によって取得期間に差が出ることも短期滞在ビザの特徴のひとつです。

日本大使館
面接をするので*月*日に来てください

この記事では、短期滞在ビザの発給までにかかる期間・申請の流れをテーマに解説しています。

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準備から来日までにかかる期間

結論からいうと、来日予定日の2~3ヵ月前を目安にして準備に取り掛かればスムーズです。

  1. 具体的な申請の流れ
  2. 各手続きにかかる日数

これから上記2点について説明しますが、申請書類の完成度によっても審査期間は増減します。

慣れている人であれば紹介している期間よりも早く招待できますが、今回は初めて申請書類を準備・作成する人に向けて説明します。

必要書類の選定:約1週間

まず、今回の申請でどういった書類が必要になるのかを確認します。

  • 来日する外国人と招待する人の関係
  • 招へい人と身元保証人の関係
  • 身元保証人の職業・年収
  • 申請する日数
  • 滞在の目的
  • 在外公館の管轄区域

これらの項目に応じて書類の組み合わせは変わりますが、一般的には外務省Webサイトから、来日する外国人の居住地を管轄する日本大使館・総領事館のページを参照します。

管轄の大使館・総領事館も外務省Webサイトからチェックできます。
  • 知人訪問(交際相手含む)
  • 親族訪問(3親等以内)
  • 短期商用(ビジネス)

ほとんどの大使館・領事館のWebページには、上記3つの見出しがあるので、あなたに合ったものを選択します。

いとこは4親等にあたるため、たとえ親族でも知人訪問に該当します。また彼氏彼女の関係も原則は知人訪問で申請します。
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2017年5月3日

外務省のインフォメーションも利用しよう

本当にこの書類で大丈夫?

不明点がある場合は、管轄の大使館・総領事館へ直接国際電話などで問い合わせるほか、外務省のインフォメーション・サービスで確認を取るのもひとつです。

日本大使館・総領事館へ問い合わせる際は時差に注意しましょう。

以上を踏まえて、必要書類の確認には1週間程度かかると考えてください。

必要書類の手配:約1週間

前項でリストアップした必要書類を実際に収集します。

外務省Webサイトからダウンロードできるものはすぐに集まりますが、住民票課税所得証明書納税証明書などはお住まいの市役所や区役所で取得します。

預金残高証明書はご利用の金融機関で発行を依頼します。

仕事の都合や郵送で請求する場合なども踏まえて、手配にも約1週間かかると考えてください。

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2018年2月10日
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2018年1月20日

申請書類の作成:1~2週間

書類の書き方は記事内で紹介できないほど膨大なので、下記のボタンから該当する書類・資料を選んで作成の参考にしてください。

追加資料や補正の通知を受けないよう時間をかけて取り組みましょう。日中は仕事で忙しかったり、色々悩んだり考えたりを想定して、1~2週間を目安に設定するのをおすすめします。

分からない箇所があればその都度インフォメーション・サービスや現地の大使館・総領事館へ問い合わせるようにしてください。
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2016年10月20日

完成書類の郵送:~1週間

短期滞在ビザは本人申請が原則なので、申請人(来日する外国人)が直接原本書類を管轄の大使館や総領事館、代理申請機関1へ持参し申請します。

1 中国、フィリピン、ベトナムなどの一部国・地域では、大使館や総領事館が承認した代理申請機関と呼ばれる窓口へ申請書類を提出します。
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2017年8月30日

そのため、完成した書類は申請人(来日する外国人)のもとへ郵送する必要があります。コピーやEメールだと大使館・総領事館は受理してくれません。

実際は日本側で各書類に署名・捺印を済ませてから海外へ郵送します。

海外への書類の郵送はEMSなどのサービスが有名です。

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EMS以外を利用する場合は、トラブルを防ぐためにも、下記の条件を満たしているサービスを選ぶようにしてください。

  1. お届け日数が早い
  2. 追跡サービスがある

現地での審査:1週間~

管轄の日本大使館・総領事館へ申請書類が到達してから、審査が始まります。通常であれば、審査期間は申請受理から約1週間です。

ただ案件によっては、1ヵ月近く結果通知までに日数を要する場合もあり、その理由としては主に以下の3つが挙げられます。

  1. 申請内容に疑いがある場合
  2. 東京の外務省へ照会がかかった場合
  3. 大使館・総領事館が混雑している場合

12に関しては、招待に至った経緯・目的を詳細かつ矛盾のないよう伝えておけば、審査が延びるリスクも抑えられます。

申請状況に応じて別途補足資料や説明書を作成・添付するのも有効です

3については、お盆や年末、GW前のラッシュを避け、早めに申請を済ませておきましょう。

短期滞在ビザ申請で作成する補足説明書のアウトライン

2018年1月25日

来日の2~3週間前には申請しよう

まれに申請日と来日予定日が近い場合、窓口の判断で受理を断られるケースがあります。

日本大使館
今からの申請だと、あなたの希望する入国予定日に間に合わない可能性があるので受付できません

受理を断られると、入国日を後ろ倒しするしかありません。余裕を持って、来日予定日の3週間前に申請できればベストです。

まとめ

  1. 必要書類の確認1週間
  2. 書類の手配1週間
  3. 書類の作成1~2週間
  4. 書類の郵送~1週間
  5. 現地での審査1~3週間

トータルでこれくらいの日数がかかるので、2~3ヵ月前から申請準備に取り掛かりましょう。

ある程度は、早く許可が下りても問題ありません。ビザ(査証)の有効期間は90日あるので、それまでに日本の空港に上陸すればOKです。2月1日にビザが発給されれば、5月1日が入国の期限です。

この記事を書いた事務所

行政書士ループ法務事務所

行政書士ループ法務事務所

就労系より身分系のビザ・在留資格を多く取り扱っています。
『申請を、もっと手軽にかんたんに』がスローガンです。

ビザ申請は書類作成や確認事項が多くて
ウンザリですよね。

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