短期滞在ビザ申請に必要な書類「身元保証書」

身元保証書

短期滞在ビザ(観光ビザ)で友人や彼氏彼女、取引先を招待するには「身元保証書」の作成・提出が必須となります。

このページでは、

  • 身元保証書はどういった書類なのか?
  • 身元保証書はなぜ必要なのか?
  • 身元保証書は誰が作成するのか?

について説明しています。

なお、身元保証書の書き方については別ページで紹介していますので、具体的な記載方法を知りたい方は下記の記事を参照してください。

短期滞在ビザの「身元保証書」の書き方(知人・友人編)

2017.03.08

身元保証書とはどういった書類なのか

「来日後の面倒をみる」ことを証明する書類

短期滞在ビザで海外の方を招待する場合、

  1. 招へい人(招待する人)
  2. 身元保証人(来日後の面倒をみる人)

の2種類の役割を担っていただく必要があります。

短期滞在ビザの「招へい人・身元保証人」が気をつけたい3つのルール

2017.02.11

今回の申請で作成する身元保証書は、いわば身元保証人側に特化した書類となります。誰が招待するのか、また何のために招待するのかに関しては、ここではあまり重要ではありません。また別の提出書類に記載していく内容になります。

審査を行う大使館・領事館の担当者も、「この人は旅行会社のツアー等に参加せず単独で来日することになるけれど、はたして問題なく日本で過ごすことができるのだろうか?」と心配になるわけですね。そこで、「私が滞在中の面倒をみるので安心してください!」と身元保証書を申請書類に併せて提出することで、「この人が面倒をみてくれるならビザを発給しても大丈夫だろう」と判断してくれるようになります。

大使館・領事館
この人はツアーに参加せずひとりで来日しても問題ないだろうか……
身元保証人
日本滞在中は私が面倒をみるので安心してください!
大使館・領事館
(身元保証書を見て)あなたが面倒をみるということであれば、この人にビザを発給しましょう。

ただ、誰でも身元保証人になれるかといえばそうではなく、審査官は年収や預貯金の額、来日する人(申請人)や招へい人との関係性など、様々な側面からこの人が身元保証人に相応しいかどうかの審査を行います。

なお、身元保証人の身元保証力(収入状況・申請人との関係など)については、また別の書類や資料でアピールしていくことになります。

身元保証力がある/ないの問題以前に、「誰が申請人(来日する人)の滞在中の面倒をみるの?」という大使館・領事館の疑問に対して、「この私が滞在中の面倒をみることを保証します」と宣誓する書類だとお考えください。

身元保証書はなぜ必要なのか

申請人の滞在費・帰国旅費・法令の遵守を保証するため

これまで「面倒をみる」と表現していましたが、具体的には、

  • 滞在費
  • 帰国旅費
  • 法令の遵守

上記3点を保証することを意味します。

  • 事情があってお金が無くなってしまい、滞在先のホテル代が払えなくなってしまった(滞在費)
  • スリに遭ったため、帰りの飛行機のチケットを用意できなくなった(帰国旅費)
  • 悪意の有無にかかわらず、日本の法律を犯そうとしている(法令の遵守)

などのトラブルが発生した際、助けてあげる人がいないとせっかくの日本滞在が台無しになってしまいます。ツアーやパックで来日された方は、このようなトラブルが起こった場合、通常は旅行代理店などが手伝ってくれますが、単独で来日された方はフォローしてくれる人が誰もいないという状況になってしまいます。

最悪の場合、オーバーステイ(不法残留)になり、次回以降の来日が制限されるケースもあるため、現地の日本大使館・総領事館はそういった方に対してのビザ発給を嫌がります。こういった大使館・総領事館の懸念を払拭するためにも、きちんと身元保証人を立てて、滞在費・帰国旅費・法令の遵守を保証することが重要になるわけですね。

身元保証書

こちらが実際の身元保証書になりますが、真ん中あたりにしっかりと「滞在費・帰国旅費・法令の遵守」について記載されています。

身元保証書は誰が作成するのか?

招へい人の場合もあれば、そうでない場合もある

こちらのページでも説明していますが、身元保証人になる方は「いざという時に金銭的な援助をしてあげる人」と言い換えることもできるので、安定した収入を見込めることが条件になってきます。勿論、そういった方が身元保証人にならなければならないという決まりはないので、原則誰でも身元保証人になることはできますが、「ビザ取得の確率を高める」ことを前提にすればこの条件は外せません。

よって、招へい人(招待を行う人)に十分な収入ないし預貯金があれば、招へい人が同様に身元保証人となって身元保証書を作成しても問題はないですが、別に保証人を立てるのであれば、その方の署名・捺印をもって身元保証書を提出します。

ここまで読まれた方は、「ではどれくらいの収入・預貯金があればいいのか?」と疑問を持たれたかと思います。ここではっきり○○円以上あれば問題ありません!とお答えできればいいのですが、残念ながら明確な指標・金額というのは存在しません。なぜなら、単純な金銭の話だけでなく様々な要因が影響し合ってビザの発給・不発給が決定されるからです。

そのため、弊所にご依頼いただくお客様には、事前にお電話やメールでヒアリングを行い、別途詳細なヒアリングシートを送付した上で、お客様以外の身元保証人を立てるべきかどうかの最終判断をしています。身元保証書の作成者に関しては、それくらいシビアな内容になってきますので、不安な点や疑問に思う箇所があればお気軽に弊所までご相談ください。

まとめ

身元保証書は、

  • 滞在中の面倒をみることを宣誓する書類
  • 滞在費・帰国旅費・法令の遵守を保証する書類
  • 十分な収入や預貯金のある人が作成する書類

原則、身元保証人は誰でも担うことができますが、パートやアルバイトの方が保証人になる際は注意が必要です。また、会社員であっても、直近で転職しているなどの事情があれば、それに関する補足説明書類などの準備が必要になります。

短期滞在ビザで日本へ招待するためには、身元保証書以外にもたくさんの申請書類が必要になります。そのほかの提出書類に関しても詳しくサイト内で解説していますので、是非参考にしてください。